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YOKOTA TOKYOでは、 高山登の「点展」 を開催いたします。

「点展」は、1973年から1977年にかけて4回にわたり、作家たちが自宅やその周辺を会場として自主的に行った展覧会です。美術館や画廊といった既存の展示施設を離れ、日常の生活空間を発表の場とし、観客がそれぞれの場所を巡って作品を鑑賞するという試みでした。

高山登は、第1回から第4回まで継続して「点展」に参加しました。1970年の「SPACE TOTSUKA 70」での実践を経て、点展においても同時代の作家たちと議論を交わしながら、既存の美術制度を離れ、日常そのものを制作の場としていきました。

本展では、アトリエに残されていた写真群より、高山が点展で行った展示やパフォーマンスを紹介します。
水を流す、釘や紐を投げる、光を投射する…そうした行為を捉えた写真には、制作の過程や、それを取り巻く日常の風景が、いきいきと写し込まれています。

高山が「点展」で日常にどのように働きかけようとしたのか、その一端を辿ることで、作家の制作を改めて考える機会となれば幸いです。
そしてまた、当時の人々を取り巻いていた時代の空気や、そのなかで何かを掴もうとする身体感覚のようなものも、感じていただければと思います。

本展にあたっては、高山夫人が手ずから整理された写真と関連資料が大切な基盤となっています。
また、和田浩一氏(元宮城県美術館)にはご助言をいただくとともに、テキストをご執筆いただきました。お二人に深く感謝申し上げます。