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YOKOTA TOKYO では「河口龍夫 - 闇」展を開催いたします。
1968年に開催した『DARK』展 (村松画廊、東京)に始まり、河口は「闇」という概念と長年にわたって取り組んできました。”見る”ことも”触る”こともできない闇は、見えざる関係-現象・観念を問う制作を続けてきた作家にとって、重要な意味を持っています。
ギャラリーでは、河口の制作の根幹をなす”時間”や”関係"というテーマを『時間の質 あるいは関係-時間』(2018)、または『関係』(2022)といった継続的な展覧会で取り上げてまいりました。今回は、作家が取り組んできた「闇」に焦点を当て、新作からなる展覧会を行います。

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闇のなかでは、
何も見えないのではない。
闇が見えるのである。
それと引き換えに、
光のなかで見えていたものが見えないだけである。

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また本展に合わせて、カタログ『闇をめぐっての断章』を出版するほか、作家によるトーク・イベント『闇のはなし・断章』(2月21日 13:30-15:30)を開催します。(※詳細はリンクをご覧ください)